◎綿は自然の植物だということを忘れずにお手入れしましょう

冬物のコートなどの厚手の綿製品は、湿気を吸い込みやすく、カビ菌の大好物です。カビは気温２０℃、湿気７０％以上で植物繊維などの養分となるものがあれば繁殖するとされています。植物系の繊維は他にも麻、レーヨン、テンセルなどがあり、タンパク質系の絹も吸湿性高くカビの標的になります。

◎まず清潔、除湿と通気性を心掛けましょう　

冬物を汚れたまま収納していると、袖回りや袖口についた皮脂汚れや汗成分に含まれる塩分が湿気を吸収し繊維の種類を問わずカビを発生しやすくなりますので注意しましょう。保管中は、クローゼットに除湿剤を置いて、ハンガー間はぎゅうぎゅう詰めにならないよう間隔を取るようにしましょう。また、乾燥した日には陰干しをするようにしてください。